PROJECT
PROJECT
大隅半島の鹿児島湾沿い。
木々に囲まれたシラス台地が建設地。
海際から一段上がった場所ですので、北方向には鹿児島湾に浮かぶ桜島を、西方向には鹿児島湾を挟んで、地元で 薩摩冨士 とも称される開聞岳を眺望できます。
開発が始まった当初は借景がすばらしい発電所になるだろうなと完成したイメージを思い浮かべていました。
しかし、工事にはいろいろと課題がありました。
シラスは雨に流されやすいため、アスファルトで舗装する必要があったのですが、その結果、アスファルトの黒色が自然に溶け込む形になって趣のある航空写真になっております。
また、海沿いなので塩害対策も必須です。
太陽電池モジュール始め、資材は塩害対応のものを採用するとともに、太陽電池モジュール洗浄を行って、塩害を最小化する為のメンテナンスも提案させていただきました。
シラスとは?
シラスとは「白砂」または「白洲」が語源と考えられる俗語で主として火山源の物質からなる白色砂質堆積物の総称。
一般的に白っぽい砂をそのように呼んでいたようだが、現在「シラス」と呼ぶ風習は鹿児島だけと言われている。
シラスはかたまりにくく、水はけがよいため、雨の多い時期には土地の侵食、崩壊が置きやすい。