PROJECT
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由良発電所は、周辺を切り出した斜面に囲まれたすり鉢の底のような土地にあります。
ここは元々、住宅地の開発を行う為に採石業を行っていた土地でした。
しかし、事業計画はストップし志半ばで終業したようです。
長く活用されず放置状態であったため、地元では有効活用を望む声が上がっていました。
地元のみなさんのお声に応えるべく
「自然エネルギー発電を通して貢献できないか?」と
関係者と協議を進めていたところ、発電所の設置場所として有効活用するためには
全域の防災工事と緑化対策が必要だということがわかりました。
私たちは周辺に落石災害が起きないよう工夫を凝らし
中途半端な状態で残されていた採石場の斜面に落石防護ポケットを設置。
並行して、裸地状態であった斜面等に植栽工事を行う必要もあり
協力業者から新たな工法を提案いただきながら防災と緑化という課題を無事クリアすることができました。
兵庫県からの完了検査を受検した際には、「採石場跡地の有効活用方法として優良事例」との評価をいただきました。
ここは日照条件の良い淡路島。
周りには発電を遮る物がなく太陽の恵みを存分に受けられる発電所となっています。