七蔵司メガソーラーパーク建設工事 竣工式

2023.06.08

2023年6月2日、台風2号の影響で天候が崩れつつある中、株式会社GFが大分県由布市挾間町に開発した、七蔵司メガソーラーパーク建設工事の竣工式が執り行われました。本発電所は、大分県における初の自社発電所となり、竣工式に先立って5月16日より商業運転を開始しております。大分百山の一つである高崎山の麓、19ヘクタールという広大な山林地において、GF独自の「自然斜面施工」をテーマとし、切り盛り造成工事をほとんど行わない、環境への負荷を低減した発電所を建設いたしました。

根株を残したままの斜面への太陽光パネルの設置、南側の標高が低く降雨が集まりやすい地形特性を利用した調整池の設計等、特徴的な土木設計を行っております。電気設計においても、一様ではない斜面をレーザードローンで把握、太陽光パネルを3Dで適切に配置設計し、分散型パワーコンディショナを採用するなど、様々な工夫を凝らした発電所です。神事に先立ち、6月1日に現場見学会が実施され、金融機関関係者様、地元自治会の会長の皆様が現場を確認され、GFの技術の高さをお褒め頂きました。

 

   〈直会の様子(ホテル別府パストラルにて)〉

  〈七蔵司メガソーラーパーク全景〉      

当日は、悪天候により会場を変更し、直会の会場でもある別府市のホテル別府パストラルにて、大分県由布市の白岳神社の佐藤宮司により神事が執り行われました。地元自治会会長をはじめとする地元自治会の皆様、地権者、関係者約30名の方々にご列席をいただきました。

七蔵司メガソーラーパークの開発を進めるにあたっては、由布市の定める『由布市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例』に基づいて、地元自治会へ説明会を実施し事業にご賛同頂きました。今後長期間となる発電所の運営においては、地元の方にもご支援頂きながら、地域の活性化・経済発展への貢献を担って参ります。

 

【代表取締役 藤崎耕治の挨拶】

最初に現場を訪れたのは、約2年前になります。東京の外資系企業様より、案件の事業性悪化に伴い発電所の権利を買って頂けないかというお話があり、弊社で開発を進めることとなりました。地元の方々のご協力はもとより、林地開発の設計変更での創意工夫をはじめ現場担当者、協力業者の皆様のご支援により素晴らしい発電所が完成しました。

 

【事業概要】

・発電所名:七蔵司メガソーラーパーク

・事業主体:七蔵司ソーラー発電合同会社

・所在地:大分県由布市挾間町七蔵司

・出力規模:9,450 kw

・想定年間発電量:12,156MWh

・開発面積:13.2511 ha

 (事業面積:19.5736 ha)

・売電単価:24円/kwh

・運転開始:2023年5月16日