創立47年に思う、企業の生成発展と安定

2020.02.26

1973年2月15日、GFの前身、藤崎電機が誕生しました。ファウンダーが神崎製紙(現王子製紙)を離職し、自宅のガレージに作業机を置き、一人で仕事を始めたのです。その後仲間が増え、今までに300余名の一人一人によって、今日の株式会社GFが誕生いたしました。

for the People, for the Gaia, for the Future
「人のために、ガイア(地球)のために、未来のために」

持続可能社会実現に向けて、GFは2019年9月1日誕生したのです。

藤崎電機、ガイアパワーの47年間で、我々はプラント設備の電気計装工事、生産設備の自動化をはじめとする、エンジニアリングサービスでお客様と地域の課題解決、そして、自然エネルギー発電事業を通して、地球温暖化と言う課題に向き合ってきました。

2011年のガイアパワー設立からは持続可能社会実現に向け、自然エネルギー発電所を作り上げていく事業を開始いたしました。最初の一歩は2013年完成の美馬ソーラーバレイでした。徳島県美馬市に、地域の皆様とともに市民参加型太陽光発電所を建設し、運営を開始したのです。そしてその一歩が全国へと広がり、2020年3月10日に完成する、環境負荷に配慮し、地形そのままを活かした、鹿屋大崎ソーラーヒルズにつながりました。鹿児島から福島まで、全国19か所132.6MWの発電所を持つに至りました。

一方、現在新たな発電所として、槇川正木25MW、田人50MW、稲子峠100MWと開発を進めています。槇川正木2024年、田人2026年、稲子峠2028年の運転開始を目指しています。さらには自家消費スキームによる展開で100MWを実現し、2030年までに500MW完成を目指してまいりましょう。

GFは現在事業として、2つの領域、ストック型(発電所の売電、メンテナンス、土地賃貸借等)、フロー型(建設請負、FA、オリジナル製品)を展開しています。合併まで、藤崎電機でフロービジネス、ガイアパワーでストックビジネスを展開してまいりました。ストックビジネスの特色は、安定収入を見込めますが簡単に増減することが出来ません。フロービジネスは市場や景気の動向に左右されやすく、変動が大きいものの、急成長することが可能であると言えます。

GFがこの2つの領域で事業を行っているのは、持続可能な成長をすることが出来る企業となるためです。藤崎電機の40年間で受注生産方式の当社の弱みをつくづく感じ、安定した事業を展開するには、ストックとフロービジネスのバランスの良い組み合わせが欠かせないことを痛感しました。

今まで作り上げたストックビジネスが、年間5億円程度の利益をGFに安定的にもたらします。この財源を活かし、

  1. 安定した財務基盤を造る
  2. 人財投資を積極的に行う
  3. 新たな発電所の投資資金を作る
  4. 新たな商材開発を行う

という4つの基本方針を進めます。そして、その成果をフロービジネスにつなげることで、GFに活気をもたらし、かつ安定的な成長を続けることが出来るのです。皆の役割は違えども、一人一人の努力がGFを確実に支え、皆さん自身の物心両面の幸せ実現につながります。今月も現場主義に徹し、進めてまいりましょう。